人が興奮していたり、緊張しすぎてたりすると・・・
落ち着いて! はい、深呼吸して!
と、言ったりしますよね。
深呼吸をすると落ち着くのですが、なぜでしょうか?
これは、深呼吸の時に動きがある場所が影響しているのです。
それはどこか?
それは、横隔膜です!どーん!
深呼吸と言うより腹式呼吸と言った方が良いのかも知れません。
腹式呼吸では、おなかを引っ込めながら息を吐く、吸いながら元に戻す。と言う感じになります。
このおなかを引っ込めながらと言うところがミソで、おなかの筋肉を動かすことで内臓の上下動が起こり、横隔膜が上に上がることで肺が縦方向に縮むようになります。
この時、横隔膜により自律神経の一つ、迷走神経が横隔膜の刺激を受ける事で、自律神経が整いやすくなるため、落ち着くことが出来るのです。
また、深呼吸と言うことで胸を開くように息を吸う方をお見受けしますが、肋骨が肺を覆っていますので大きく広がる事で息を深く吸うことは出来ません。
しっかりと吐くことで、肺がしっかりと小さくなり二酸化炭素を体外へ放出する。
そして、しっかり吐き出せた(空になった?)肺に新鮮な空気を取り込むことができるのです。
しっかりと吐き出せば力を緩めるだけで自然と空気が入ってきますから、そんなに一生懸命吸わなくても大丈夫!
深呼吸はしっかりと吐く!これがコツです。